産後離婚

産後離婚、産後クライシスで夫から離婚を切り出された時考えること

産後クライシスをきっかけに離婚に発展するケールは今や珍しくありません。

産後の離婚率は高く、子供が2〜3歳になるまでが一番多いと言われています。

子供を産んだことのある女性なら、または、結婚したことのある女性なら、夫との生活習慣や環境の違いから、一度や二度離婚を考えたり、頭によぎったりしたことがあるでしょう。

なぜ、好きで結婚した相手なのに、子供が生まれたことをきっかけに離婚にまで発展するのか、産後離婚のメリット、デメリット、夫から離婚を告げられた時の対処法について、お伝えします。

クライシスうさ
クライシスうさ
産後は赤ちゃんのお世話が優先。二人の子供なんだから、それぐらいわかってるよね。

イケダン
イケダン
男は基本寂しがりやだからから、奥さんにはかまってほしいんだよ。

産後離婚の原因

産後離婚の原因は様々ありますが、一番の原因は、夫婦の育児観や生活観の違いによるすれ違い。または、夫婦のコミュニケーション不足にあります。

妻は赤ちゃんのお世話で手一杯で夫にも育児を手伝ってほしい、夫は仕事から疲れて帰ってきても、妻から育児参加を求められ、ゆっくりできないことに不満を持ちます。

しかし、子供を産むというのは女性にとって一世一代の大仕事。体も心も疲れて当然。特に産後は次のような症状に悩まされることも。

産後うつ

産後うつとは、赤ちゃんを出産後に起こる症状で、わけもなく涙が出たり、言いようのない不安に襲われたりします。

中には、子供を可愛いいと思えなくなったり、子育てできない状況にまで追いやられることも、、、

特に、出産以前からうつ症状などの既往歴のある人に起こりやすいと言われています。また、女性ホルモンの変化が原因ではなく、症状が出てから、2週間以上たっても元に戻らない場合、医師の診断が必要です。

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産後ブルー

やる気が出ない、わけもなく涙がでる、一時的に情緒不安定になるなど、産後うつと似たような症状ですが、決定的に違うのは、一定の期間が過ぎれば元に戻るということ。

出産による環境の変化や体力の消耗、育児に対するプレッシャーや孤独感、女性ホルモンの変化が原因。

▼こちらの記事では、産後うつ、産後ブルー、産後クライシスの違いをわかりやすく解説しています。▼

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産後クライシス

出産をきっかけに夫婦の仲が危機的な状況に追いやられることを言います。産後うつや、産後ブルーとは違い、女性だけの問題ではなく、夫婦間の問題。

2012年にNHKのアサイチという情報番組で取り上げられたことをきっかけに、一般的に知られるようになりました。

 

これらのことがきっかとなり、夫婦のコミュニケーションがとれなくなるのが産後離婚の原因。

イクメンという言葉や男性がもてはやされてはいますが、まだまだ産後の女性に対する理解に乏しい男性が多いのも事実。

女性も、育児による生活環境の変化や体力の消耗は、自分で思っている以上に心の負担になっていることを理解し、産後の1ヶ月は無理をせず、十分に休養することが大切。

産後離婚を避けるためには、夫婦がお互いに思いやりを持って接することが需要です。

 

産後離婚の方法

では、実際に産後離婚をするとなった時に、どのように話を進めていけばいいのでしょうか?

離婚には次の2つの方法があります。

1、協議離婚

話し合いで取り決める離婚。お互いに納得のいく条件で話し合いできるのであれば、それに越したことはありません。夫婦が離婚という結論で一致している場合は、協議離婚は難しくないでしょう。

ですが、どちらか一方だけが離婚したい場合、話し合いでは、解決の糸口が見つからない場合もあります。

話し合いで離婚の同意が得られない場合は、調停離婚に進みます。

2、調停離婚

調停員さんが第三者となって夫婦での話し合いを持つ場が、調停離婚。養育費や慰謝料などの取り決めも曖昧になることはありません。

調停員さんが中立となって話し合いをするので公平です。

調停離婚でも折り合いがつかない場合は、裁判へ進みます。

 

産後離婚で大事なことは、女性が一人で子供を育てていかなければいけないということ。その場合、養育費をもらえるかもらえないかは、子育てをする上で最も重要です。

なぜなら、離婚後に養育費を払わなくなる人が多いから。最初はもらえても、途中で途切れるケースも少なくありません。

産後離婚を決めた女性は、養育費だけでなく、保育園の手続きや、仕事など今後の生活について、子供のためにも不安がないように対応する必要があります。

そのため、協議離婚でも口約束ではなく取り決めを書面で残したり、第三者に入ってもらうのが得策。

産後離婚は、言った、言わないで後から揉め事になるのを防ぐためにも、公的機関で書面が発行される調停離婚がおすすめです。

 

産後離婚を夫から切り出された場合の心得

離婚は結婚の4倍大変と言われますが、本当に離婚するには精神力や体力が必要です。

まず、離婚を考えた時点で、本当に離婚という結論を出していいかどうか考えましょう。

私自身も離婚していますが、最初に離婚の話が出たのが、二人目の子供が1歳の時。それまでも、夫婦仲はよくなかったのですが、当時は上の子もまだ小さく、乳飲み子を抱えて離婚するなんて、とても考えられませんでした。

子供のためにもなんとか夫婦関係を修復することを考えていました。もちろん、夫婦仲の修復は自分のためでもありました。

ですが、夫婦仲は修復するどころか、悪くなる一方で、何度も話し合いをしましたが、折り合いがつかず、結局最終的には、もうこの人と一緒にいても、子供も私も幸せになれないと思い、離婚を決断したのです。

その時には、下の子も3歳になり、保育園に入れても安心な年齢になっていたこともあり、子供のことや、子育てをしながら働くことへの不安も少なくなっていました。

このように、不安なく離婚に踏み切れる場合は良いのですが、少しでも不安や納得のいかない状態で離婚すると、あとで後悔します。

私は、自分の気持ちと向き合いしっかりと決断できたことで、離婚したことへの後悔はありません。

なので、しっかりと夫婦が向き合い、どうしたいのか話し合いをして、自ら決断することをおすすめします。

そうでないと、後から、誰かのせいにしてしまいますから。

どちらへ転んでも、自分で決断したことに自信を持てるまで、しっかりと話し合うこと。感情にまかせて安易に離婚を決めないこと。

本当に、修復する余地はないのか、お互いに譲歩できるところはないか、夫婦でしっかり話し合いましょう。

もし、それでも離婚をすることになったら、しっかりと、これからの生活について準備することも必要です。女性はついつい感情的になってしまいますが、ここは冷静になって、一人で子供を育てるなら、いくらお金が必要なのか、子育てをしながらできる仕事探し、住まいや保育園、協力者など、事前に離婚した後の生活環境を整えておくと安心です。

 

まとめ

産後の夫婦関係が悪化するきっかけは、産後うつや産後ブルー、産後クライシスなど。

女性は産後の生活環境の変化についていけなかったり、女性ホルモンの変化、体力的な消耗、育児に対する不安やプレッシャーで孤独を感じやすくなります。

それに対し男性は、育児への理解や協力が少なかったり、妻を子供に取られたような寂しさを感じることから、夫婦のすれ違いやコミュニケーション不足が起こることが根本的な原因。

それらを乗り越えるには、夫婦が向き合ってお互いの気持ちをぶつけあうことが必要。お互いが望むことを話し合い、譲歩できる部分はないのか、思いやりを持って接すること。

それでも、どうしても離婚に発展してしまう場合は、子供のことを考えて、冷静になりこれからの生活に向けてしっかりと準備することが大切です。

 

 

今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。

 

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