産後クライシスは、夫婦の危機とも言える状態を指します。
妊娠をした女性はホルモンバランスが変化し、ちょっとしたことでイライラしたり、攻撃的になったり、時には涙が出たり、感情の起伏が激しくなります。
それらのことがきっかけとなり、夫婦仲が冷め切ってしまうことで産後クライシスはおこるのです。
でも、自分では産後クライシスがどうかわからない、というあなたに、簡単に診断できるチェックツールを作ってみました!
今の状態がわからなければ、対処の仕方もわかりません。ですから、セルフチェックをすることで、現状を把握しましょう。
産後クライシスだったとしても、心配は必要ありません。多くの女性が経験することですし、あなただけが特別ではないからです。
このブログを読んでくださっているあなたには、解決の道筋をお伝えしますね。
目次
産後クライシス度診断チェック
産後、わけもなくイライラする、夫に触られるのが嫌、攻撃的になった気がするなど、赤ちゃんを産むまでは考えられなかったことをするようになってしまった自分に自己嫌悪しているあなた。
それは、決してあなたの性格やこれまで生きてきた環境によるものではなく、産後クライシスといって、女性ホルモンのいたずらかもしれません。
産後うつや産後ブルーズなど、産後特有の女性の問題はいろいろありますが、産後クライシスだとしたら、時間の経過と共に改善することができます!
よかったら、あなたが産後クライシスになっているかどうかチェックできる診断ツールを作成してみましたので、参考までに試してみてください。
尚、診断の結果が全てではありませんので、症状が深刻な場合は、医療機関や専門家に相談されることをおすすめします。
産後うつ、産後ブルー、産後クライシス、それぞれ似たような言葉でどう違うのかよくわからない、、、そんなあなたは以下の記事を参考にしてみてくださいね。
産後クライシスになりやすい人の特徴
もし、産後クライシスになっても心配はいりません。最悪の事態になる前に改善に向けて行動しましょう。
妊娠、出産後、誰もが幸せな家族生活が待っていると思っています。もちろん、幸せに過ごせる家族も多いです。
ですが、あなたが思っている以上に、育児は大変。気づかないうちに、身も心もズタボロに疲れ果ててしまう人もいます。
出産を経験した人は、誰しも産後クライシスになる可能性はあるのです。
産後クライシスについてより詳しく解説している以下の記事も参考にしてくださいね。
一概には言い切れませんが、産後の女性の傾向として、産後クライシスになりやすい人はどんな人なのか?その特徴をあげてみました。
産後クライシスの解決法を早く知りたいという方はこちらをクリックしてください。
真面目なママ
真面目な人は、母親として100点を目指そうとします。教科書通りの子育てを目指すあまり、うまくいかないとイライラしてしまいます。
子育ては十人十色、一人一人違うものです。育児書に書いている通りには行きません。相手は赤ちゃんといえ、一人の人格。大人のように言葉は話せませんが、泣く、笑う、眠るなどの行動を通して意思表示しています。
それが理解できていないと、育児書に書いていることと違う!となった時、できない自分にダメ出ししてしまいます。
そして、子育てに没頭するあまり、パパに目がいかなくなります。そのことで、パパが不満を抱くことも。
夫婦のコミュニケーションが少なくなれば、夫婦仲にも影響が出てきます。
完璧主義なママ
真面目な人同様、完璧を目指したい人も産後クライシスになりやすいと言えます。完璧を目指すことが悪いのではありません。
ですが、先ほどもお伝えした通り、子育てに関しては、完璧を目指すほど苦しくなるものです。完璧を目指すあまりに、できないことが出てくると、イライラしたり、自分を許せなくなります。
夫が育児に協力的でない
子育て世代の男性は、働き盛りです。会社でも中堅社員として、任されることも多く、上司と後輩との間で板挟みになることもあるでしょう。
何が言いたいのかというと、それゆえに仕事が忙しいということです。育児に関わりたいと思っていても、それが叶わない状況もあるでしょう。
男性はできないことを、できないとは言いませんから、ママからすれば、仕事ばかりで育児を手伝ってくれない、と思い、すれ違いがおこります。
本当に手伝ってくれないのか、それとも、仕事でやむを得ず手伝えないのか、ハッキリさせる必要はありますが、どちらにせよ、パパが育児に協力的でないと、ママ一人では子育ては大変。
子育ての大変さを理解していないパパであれば、産後クライシスになりやすいとも言えますね。まずは、パパに産後の女性の体や心の変化を理解してもらうことからはじめましょう。
産後クライシスだとわかった時の対処法
あなたが、もし産後クライシスだったとしても、悲観する必要はありません。むしろ、産後クライシスは夫婦の絆を深めるチャンス!
これまでの夫婦関係を振り返ってみて、足りなかったところは改善すればいいのです。何年か後に「あの時、大変だったけど、頑張って二人で乗り越えたね。」と言えれば最高です!!
でも、今が苦しいあなたには産後クライシスになった時の対処法をお伝えします。
家事、育児はちょっとくらい手を抜いてもいい!と割り切る
子供を育てるということは、本当に大変な仕事です。私自身、二人育てたからこその実感。
掃除、洗濯、食事と1日中やることが多く、完璧を目指せば、時間がいくらあっても足りません。だから、ちょっとくらい手を抜いたっていいと割り切りましょう。
それができたら悩まないのかもしれませんが、それでも、ある程度の割り切りが必要。ママが神経質になると、子供も神経質になります。
ちょっとくらい手を抜いても、愛情をかけていれば、子供はすくすく育ちます。だから大丈夫。上手に家事のサービスや、赤ちゃんグッズなどを活用するのも一つですよ。
産後に「もう家事できない。。。」「ご飯作りたくない」となった時には、賢く手を抜いて!以下の記事では、手抜きには見せない家事の時短技を紹介ししています。
自分の時間を持つ
子育てをしていると、家事、育児などやることがいっぱいで、自分のことまで手が周りません。子供を産む前はできたことが、子供が産まれたことでできなくなり、ストレスを感じます。
女性は子育てをすると、どうしても世界が狭くなってしまうため、それがエスカレートすると、パパが仕事で飲み会があったり、普段の出勤でさえも自由がきいてうらやましい、ズルイ!、なんで私だけ、、、などと思うようになります。
そうなる前に、短い時間でもいいので、自分だけの時間を作りましょう。ささやかでも、自分だけの時間を持つことで、気持ちがスッキリします。
そうすることで、子供にもパパにも穏やかに接することができます。
以下の記事では、短い時間を活用してストレスを解消できる10の方法をお伝えしいます。ぜひ、参考にしてくださいね!
夫へ育児参加を呼びかける
男性には「〇〇して欲しかった」は通用しません。パパが育児にあまり協力的ではないな、と感じたら、パパに育児参加を呼びかけましょう!
夫婦といえど、言わなくてもわかる、なんてことはありません。困っている、助けてほしい、と言わないとわからないのです。
特に男性は、、、
具体的に何をして欲しいのか、パパに伝えること。そうやって、父親としての自覚を育てていくのです。
パパも本当はどうしていいかわからないはず。ママ以上に子育てに関してはパパは初心者なのです。
まずは、一つだけやって欲しいことをお願いする。そして、最初はうまくできなくてもできるようになるまで暖かく見守り続けること。ゆっくりとパパのやる気を育てていきましょう。
一つできたら思いっきり褒めてあげて。一つできるようになれば自信になって、次々とやってくれることが増えてきますよ。
以下の記事では、ご主人がなぜ育児参加できないのか、その原因と、パパも赤ちゃんと一緒に触れ合いの時間を持てる方法についてお伝えしています。パパに育児参加をどうやって呼びかけたらいいか迷った時に参考にしてくださいね。
まとめ
産後クライシスは、誰でもなるわけではありませんが、ならないわけでもありません。あなたにだって可能性はあります。
もし、産後クライシスになっても大丈夫。時間と解決に向けて行動を起こせば心配はいりません。むしろ、夫婦の絆が深まるチャンスと捉えましょう。
産後クライシスを解決するには、家事、育児は手抜きをしてもいいと割り切ること、一人の時間を持つこと、夫へ育児参加を呼びかけること。
これらをすることで、まずはママのストレスを減らしていきましょう。
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。