産後クライシスで夫婦の仲がギスギスして子供に影響する?
子供にはイライラしないけど、つい夫には暴言を吐いてしまう。
大好きで結婚した相手、離婚してもいつか後悔しそう、、、
産後クライシスで夫婦の仲が悪くなったとき、子供の影響が心配ですよね。子供は夫婦にとってかけがえのない存在、子供がいることで離婚を踏みとどまっている人もいるでしょう。
今日は、産後クライシスが子供に与える影響について考えてみたいと思います。
産後クライシスが子供に与える影響
夫婦が険悪なムードで育った子供は、自己評価が低く、人に対して不信感を抱く傾向が強いと言われます。
夫婦仲の良し悪しは、子供にも大きな影響を与えています。夫婦仲が悪いことが原因で、ママのストレスがどんどん大きくなって言った場合、ひどいと、まだ言葉を話さない小さな子供は、体に反応が出たりもします。
私の経験からお話しすると、、、
- 異常にまばたきをするチック症になる
- 笑わない(笑えない)子になる
というようなことがおこります。
もう少し大きい子なら、
- 子供が話をしなくなる
- 幼稚園や学校にいきたがらなくなる
などの影響が考えられます。
子供に影響が出てしまったら、改善するのに時間がかかります。
実は子供に守られている!?
産後の夫婦関係が悪化したまま修復できないと、家族全体のコミュニケーションができなくなり、ギスギスした家族関係になってしまいます。将来、子供が親のようになりたくないと思ったり、家を出て言ってしまうようなことに繋がることも、、、
産後クライシスを避けて通ることはできません。夫婦で乗り越えていくという覚悟が必要。子はかすがいと言いますが、親が子供を守っているのではなく、実は親が子供に守られているんです。
私の経験を少しお話ししますね。
娘が小学校1年生の時、登校拒否になりました。お友達と一緒に学校へ行けない日々が約3年ほど続きました。
毎日私が送り迎えをして学校まで送ります。
少しの間、教室で一緒に過ごし、仕事に行く。そんな毎日の繰り返し。仕事が休みの日にはお弁当を持って1日学校で一緒に過ごしました。
あるときは、仕事について行くと言って聞かないので、先生にお願いして1日娘が私の職場で過ごしたことも。
当時は、なんとかお友達と学校にいけるようになってほしい思いと、娘を守っているのは私なんだと言う自覚で、気長に娘につきあった結果、3年生になって、ようやくお友達と学校にいけるようになりました。
時がたって、いつの間にかそんなことが懐かしく思い出されるようになった時、臨床心理士の友達にそのことを話すと、、、
「それは、ママが心配で娘ちゃんが離れられなかったんだよ。」と言われたんです。
そのとき、ハッとしました。
私が守っていると思っていた娘に、実は私が守られていたんだと。なぜなら、思い当たる節がいくつかあったから。
当時の娘は、私が離れようとすると泣いてすがりついてきたのに、先生からは、学校ではハキハキとしてリーダーシップをとっています、と言われて「?」と思ったり。
あるときは先生に「ありがとうございます。」と言われ「なんのことですか?」と聞くと、娘に私が趣味で作ったアクセサリーをもらったとのこと。
そういえば、あれ、どこいったかなと思っていたけど、私の知らない間に娘が先生にあげていたんです。
そんなことがあって、なるほどな、と思いました。離婚した私が新しい環境でいろんな人と関わりが持てるように、娘なりのやり方で私を支えてくれていたんだな、って。
親が思う以上に小さくても子供はしっかりしています。そしていろんなことを考えています。
だから子はかすがい。
子は鎹(かすがい)とは、、、子に対する愛情によって夫婦の仲が緊密になり、夫婦の縁がつなぎとめられるということ
子供が心配をかけるような行為は、無意識に夫婦の仲をつなぎとめようとするメッセージなのかもしれません。
産後クライシスを乗り越えた先には?
ピンチはチャンスと言いますが、産後クライシスは夫婦にとってチャンスです。そして、乗り越えていくことができる問題です。
産後クライシスを乗り越えた先には、今までより強い家族の絆ができているはず。子供が成長するように、夫婦も危機を乗り越えて家族として成長できるのです。
産後クライシスを避けるのではなく、夫婦の絆を深めるチャンスと捉えて、受け入れていきましょう。
ケンカするほど仲がいいとはよくいったもので、ケンカができる夫婦は心配ありません。むしろ、必要なケンカを避けて通る夫婦の方が危険。
何も言わないということは、お互いの気持ちがわからないということ。わかり合おうとする姿勢も見られないのは、諦めている証拠。
心にためていることを、思いきって吐き出してみることも大事です。お互いに知らなかった気持ちや、分かり合えないと思っていたことが、意外と簡単に解決したりするもの。
その上で、分かり合えない要素があれば、それはそのとき考えればよいこと。でも、好きで一緒になった夫婦なのですから、しっかり向き合えばきっと分かり合えるはずですよ。
まとめ
夫婦仲の悪化によって子供に与える影響は大きい。
私達大人が子供を守っているのではなく、実は子供に守られています。子供に出る症状は、夫婦の仲をつなぎとめてくれる無意識のメッセージ。
産後クライシスは家族として成長するためのチャンス!お互い言いたいことを言って心をさらけ出すことで夫婦の絆は深まります。
ケンカするほど仲がいい!とはよく言ったもので、ケンカもできない夫婦の方がかえって危険で深刻。
産後クライシスは乗り越えられるのです!
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございました。