妊娠してから、なぜだかわからないけど、気分の浮き沈みが激しく、ちょっとしたことでイライラするようになった。
夫から「妊娠する前と人が変わったね」と言われるようになった。
上の子についイライラしてしまう。
このように、妊娠をきっかけにイライラするようになることは世間一般知られていることですが、実はこのイライラ、つわりの一種だということをご存知ですか?
今日は妊娠中のイライラの原因と解消法についてお話ししていきます。
目次
妊娠中のイライラ、原因と症状は?
妊娠中のイライラは、つわりの一種で女性ホルモンが増加することによっておこります。この女性ホルモンというんは、プロゲストロンといって、妊娠初期の子宮の状態を良好に整え、妊娠を維持する働きがあります。
これにより、気分の浮き沈みが激しくイライラしやすくなるのです。イライラのきっかけは次にあげるようなものです。
- 感情のコントロールができない
- 夫や姑の言葉にイライラする
- 風邪を引きやすくなったり腰痛に悩まされるなど、体調が変化しやすくなる
- 上の子のお世話がつわりの様々症状と重なりいっぱいいっぱいになる
- 体型や体調の変化によって家事が思うようにできない
妊娠中のイライラ、ママのストレス解消法
思い切り泣く笑う
泣くことでストレス物質のコルチゾールが涙と一緒に排出されます。また笑うことでエンドルフィンと言う脳内麻薬の一種でもあるホルモンが分泌されます。
エンドルフィンは笑った時だけでなく泣いた後にも分泌されます。エンドルフィンには ストレスを和らげる効果があると言われています。
思い切り泣いたり、笑ったりしてストレスを発散しましょう!
好きなものを食べる
妊娠中は産婦人科でも指導されるため、体重制限や食事制限をしている人も多く、一般的には妊婦さんの食事は、高タンパク低カロリーが適していると言われています。
しかし長い妊婦生活、体重の管理や食事を制限することに疲れてしまうときも。そんな時は好きなもの、食べられるものを食べましょう。
規則正しい生活を送る
早起きは三文の徳と言いますが、規則正しい生活は精神を安定させることにつながります。日に当たることで睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されるほか、 幸せホルモンのセロトニンも分泌されます。
セロトニンには 精神を安定させる働きがあります。
これらのホルモンを分泌させるためには、1日30分から1時間程度の日光浴が効果的。夜更かしせずに、早寝早起きを心がけましょう。
また適度な運動をするのもホルモン分泌に役立ちます。特に単純なリズム運動にはセロトニンを活性化させる働きが。安定期が来たら、ウォーキングなどの軽い運動を自分のペースで行いましょう。
ただしお腹が張るなどの体調に変化があったときは無理せず体を休めることを優先して。
妊娠は病気ではありませんが疲れた時は休息をとり、 辛い時は仕事や家事を休みましょう。
「妊娠は病気ではない」の本当の意味
妊娠は確かに病気ではありません。病気はお医者さんが治せるもの。妊娠はお医者さんでも赤ちゃんを産む以外に治すための特効薬はない、という意味でこの言葉が使われます。「妊娠は病気ではない」という言葉には、お医者さんでも治せる特効薬がないので、純文に体をいたわりなさいという、妊婦さんへの優しい気持ちが込められているのです。
気分転換をする
最近は少なくなりましたが両親との同居や家族が多い場合、お腹が大きくなるにつれ動きづらくなったり今までできていたことか出来なくなったりするほか、一人になる時間がないことでストレスを感じます。
気持ちをリセットするという意味でも一人の時間を作って気分転換しましょう。
夫や子どもにあたってしまうときは閉じこもらない
妊娠中の体調の変化に加え日々の家事や育児上の子のお世話など、ママはやることがいっぱい。忙しすぎてついついイライラを家族にぶつけてしまうとも。
そんな時は、家に閉じこもらず、外に出かけましょう。友達とランチやお茶をして話を聞いてもらうことでストレス発散に。
ストレスを感じることによる赤ちゃんへの影響は?
ママがストレスを感じることでお腹の赤ちゃんに影響することはあるのでしょうか? ストレスもそのままにしておくと赤ちゃんにとって良いことはありません。
ママのストレスが解消されなかった場合の赤ちゃんへのリスクを次にあげます。
- 切迫早産や早産になりやすくなる可能性がある
- 胎児へ栄養が行き届かなくなり栄養不足になる可能性がある
- ストレスホルモンによる喘息やアレルギーの発祥、情緒不安定になるなどの可能性がある
- ADHD(注意欠如、多動性障害)の可能性がある
長くなりますので 詳しい解説は別の記事でお伝えしますね。
まとめ
妊娠中は赤ちゃんへの影響も考えてできるだけ心穏やかに過ごしたいもの。自分なりのストレス発散方法見つけましょう。
それでも辛い時は無理をせず体を休めることを優先して。もうあなた一人の体ではないのですから。
完璧を目指さずほどほどに手抜きをして自分の時間も楽しめる。失敗も多いけど落第点を取るほどの落ちこぼれでもないくらいの、呑気な母親が子供にとっては理想的なのです。
今日も最後までお付き合いいただき ありがとうございます。