夫婦生活の悩みは、デリケートな問題だけに、簡単には人に打ち明けられません。だけど、みんなはどうしてるのか知りたい!
産後の夫婦生活に悩んでいる人は意外と多いもの。産後、セックスレスから産後クライシス(夫婦の危機)に陥る人も少なくありません。
セックスレスから産後クライシスに陥らないための、夫婦生活再開のタイミングについて考えてみましょう。
目次
産後の夫婦生活、セックスに痛みを伴う4つの理由
産後のセックスレスに関するあるアンケートに多くの人がこう答えています。
Q:産後の夫婦生活はどうですか? | |
更に良くなっている | 4% |
出産前と変わらない | 18% |
減っている | 78% |
(283票中) |
産後の夫婦生活が「減っている」が大半を占めています。
アンケートの結果からもわかるように、産後にセックスレスになる確率は非常に高いと言えます。
産後の夫婦生活に影響を与える理由は次の4つが考えられます。
1、出産後の不安と緊張
今の出産は、ほとんどと言っていいほど会陰切開をして赤ちゃんを取り上げます。自然に避けるより、切った方が治りが早いからです。
そのため、会陰切開後の傷口が気になり、セックスすることをためらう女性は多いです。そして、傷口を気にしながらのセックスは不安と緊張を伴います。
不安や緊張は、膣内の潤いを少なくします。そのため、痛いと感じることが多いのです。
2、産後の女性の変化
産後の女性はホルモンのバランスが乱れます。それは、赤ちゃんを産むためのホルモンから、育てるために母乳を分泌するホルモンにシフトするため。
その結果、ホルモンのバランスが乱れます。ホルモンのバランスの乱れも、また、膣内の潤いを少なくします。
そして、産後は赤ちゃんを守り育てるために、個人差はありますが、一般的に性欲が減退します。
3、育児疲れと慣れない生活からくるストレス
赤ちゃんは可愛い反面、育てるのはとても大変。お腹にいる時から、へその緒で繋がれた赤ちゃんは、ママの体から栄養をもらいます。
そのため、ママの体はボロボロ、、、
更に、赤ちゃんは細切れで起きて夜中の授乳も必要なため、ママは睡眠不足です。体力も奪われている上に、産後は慣れない育児からくすストレスを感じやすい時期。
体や心の変化が著しく激しいため、精神的な負担から、なかなかセックスに踏み切れないママも多いのです。
4、夫との信頼関係
イクメン夫が増えたとはいえ、まだまだ日本では夫は外で働き、子育ては妻の仕事、と言う風潮が大きいため、夫婦で育児協力ができない家庭も多いのが現実。
夫の理解がなければ、子育てに対する価値観の違いで夫婦がすれ違うことも、、、
育児協力が得られないことで、夫を頼りないと感じたり、諦めてしまうことで夫婦仲に影響を与えます。
全身全霊で夫との子供を出産した女性にとって、夫の協力が得られないことほど残念なことはありません。その結果、夫との信頼関係を良好に保てなくなってしまい、夫婦生活どころではなくなってしまうのです。
産後の夫婦生活を再開するためのきっかけの作り方
無理をしない
産後、1ヶ月検診でOKが出れば、体的にはセックスを再開しても問題はありません。しかし、精神的な不安やストレスがあれば、無理は禁物。
きちんとお互いに納得した上で夫婦生活を再開できることがベストです。そのためには、しっかり夫とコミュケーションをとって、どうしたいのか、どうしてほしいのか、お互いに自分の思いを伝えることが大切。
潤滑剤を使う
心の準備はOK、でも産後の体の変化で痛みに対する不安だけがある場合、潤滑ゼリーなどを使うのも一つの方法です。
グッズの使用で不安が解消されるのであれば、積極的に使用してみましょう。
生理の再開を待つ
それでも、不安な場合は、次の生理がくるまで待つのもひとつ。生理がくることで、ホルモンバランスが整うので、潤いの問題は解決します。
その際も、夫婦で納得が行くまで話し合うことが大切。夫婦二人のことですから、夫婦で話し合って夫の理解を得ましょう。
行為そのものだけがセックスではない
セックスの目的は、子孫繁栄は生理的欲求の解消だけではありません。夫婦の心をつなぐ役割も多いきいことをお忘れなく。
セックスすることに抵抗があっても、体と体が触れ合うことで相手を思いやる気持ちや、精神的な繋がりができます。
挿入したくない場合や、できない場合は、裸になって抱き合うだけでもおすすめ。そうすることで、次のステップへも進みやすくなります。
まとめ
産後の女性は心も体も疲れています。そのため、無理な夫婦生活は禁物。夫婦でお互いに寄り添ったカタチでセックスを再開するのがベストです。
そのためには、夫婦間のコミュニケーションが重要。お互いに気持ちを伝えあって、無理をせず、心も体も整うタイミングを待ちましょう。
何も行為することだけがセックスではありません。セックスには夫婦の心をつなぐ役割もあります。まだ準備が整っていない間は、肌と肌の触れ合いの時間を持ちましょう。
そうすることで、次のステップに進みやすくなります。
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。