産後クライシスでイライラが辛い毎日、これっていつまで続くの?
旦那との夫婦関係最悪!別れたいわけじゃないけど、そろそろ耐えられない。
産後クライシスがなくなる日はあるの?いつまで続くかわからない毎日が不安。
そんなあなたの気持ち、よくわかります。
産後クライシスは、夫婦にとっての問題ですが、この先ずっと続くわけではありません。しかし、今、改善しなければ、この先いつまでも夫に対する不満を抱えたままや、心無い一言で傷ついた体験が忘れられず、熟年離婚に繋がることもあります。
そうならないためにも、今できる改善策と行動について考えてみましょう。
産後クライシス、いったいいつまで続くの?
産後クライシスの期間は、ホルモンバランスの乱れる、産前、産後に起こりやすく、授乳が終わる頃には、ホルモンバランスも元に戻り、イライラ感や攻撃的な態度など、だんだんと治まってくると言われています。
その理由は、産後は赤ちゃんを守るための動物的本能が働くため。おっぱいをあげているママは通常の2倍攻撃性が上がると言われるほどです。
さらに、セックスに夢中になっている間に、赤ちゃんが襲われたりしないように、産後は性欲も減退します。
なんだか漫画みたいな話ですが、産後、夫に触られるのが嫌となったり、旦那嫌いが起こる理由の一つです。
このようなことから、産後クライシスは、産後2〜3年の間に起こると言われています。
産後クライシスはずっと続くわけではありません。子供と共に、パパもママも成長します。環境は変化していくので、今は辛いかもしれませんが、時間が解決してくれるとも言えますね。
産後クライシスの原因とは
産後クライシスという言葉は、2012年にNHKの「あさイチ」という情報番組で取り上げられたことをきっかけに、一般的になりました。
それまでは、産後うつや育児ノイローゼと呼ばれ、産後の辛い症状は女性に原因があるというイメージだったのが、産後クライシスという言葉が出てきたことによって、夫にも責任がある、つまり、夫婦の問題であるという考え方が広がり、反響を読んだのでしょう。
産後クライシスの原因は、ホルモンバランスの影響、産前産後の体力消耗による疲れ、環境の変化、夫の育児協力の有無など、様々な要素が重なって起こります。
いろいろな現象が重なっておこる産後クライシスですが、結局のところ、妻は子供のお世話が中心になり、それに置いていかれたように感じる夫とのギャップが、本当の原因とも言えそうです。
産後クライシス、離婚を避けるための改善策と行動
産後クライシスは、夫が育児に協力的になれるかどうかが決め手です。
実際に、出産後、育児に参加した夫、参加しなかった夫とでは、妻の愛情の変化に大きく違いがあることがわかっています。
ライフステージごとに女性の愛情の配分がどう変化するか調査した結果によると、出産後、夫が育児に参加した場合、愛情が回復し、夫が育児に参加しなかった場合、愛情は低迷。
さらに、愛情が回復しなかった場合、愛情が回復した場合の役20倍の確率で熟年離婚を迎えるということもわかっています。
ということは、産後2〜3年の期間の夫の頑張り次第で、産後クライシスは乗り越えられるとも言えるのです。
そのためには、夫婦の在り方を見つめなおすことが必要。
タレントのスザンヌさんも産後クライシスが原因で離婚されたことは記憶に新しいですが、「私が出産・育児にいっぱいいっぱいになってしまい、彼に対して思いやりを持つことができなかったのかもしれません」とコメントしています。
この言葉から、産後クライシスは夫婦がお互いに少しの思いやりを持つことで、解決できることでもあるということがわかります。
そうなるためには、今まで以上に夫婦のコミュニケーションが重要。夫婦のコミュニケーションがこれまでも少なかった人は特に意識することが大事です。
男性は、女性と違い、はっきり言わないとわかりません。こうして欲しいという思いを、しっかりと伝える。
例えば、1日中、子供と二人きりのママの場合、話を聞いて欲しいという欲求がおこります。でも、男性解決脳なので、こちらが求めていなくても、話を聞いたら答えを出すことを考えます。
でも、女性は違いますよね。ただ話を聞いてもらえればスッキリするのです。解決しなくていい話を解決しようとするからややこしくなる。
そうならないために、最初に「聞いてくれればスッキリするから。」と伝えておく。
というように、会話の量を意識して増やしたり、細かいところまで具体的に伝えることで、夫婦間のすれ違いや思い違いを防いで行きましょう。
まとめ
産後クライシスは、いつまでも続くものではありません。産後2〜3年の間におこりやすく、子供の成長と共に自然となくなっていくものでもあります。
とはいえ、時間に任せつつ、今できることを考えましょう。
産後クライシスを乗り越えるには、夫の育児協力が絶対必要。夫が育児に参加している夫婦は、産後の妻の愛情が回復するというデータもあります。
産後クライシスをきっかけに夫婦の在り方を考えなおしてみましょう。
今日も、最後までおつきあいいただきありがとうございます。