産後、夫とどう接していいかわからない、夫に対するイライラがひどく離婚したいとも思う。でも、本当に離婚してしまったら、後になって後悔しそう。
これはある人のお悩み。
本来、好きで結婚したのだから、産後クライシスを解決したい、この状況から早く抜け出したい、夫婦仲よくなりたいという気持ち、わかります。
でも解決の糸口が見つからない、日に日に状況は悪化するばかり。専門の先生にみてもらったら、何か良い解決方法が見つかるかも。
でも、カウンセリングって受けたことないし、いいのか、悪いのかわからない。カウンセリングって効果あるの?お値段は高くない?など、いろいろ気になりますよね。
それでは、カウンセリングについて一緒にみていきましょう。
目次
産後クライシス、2通りのカウンセリング相談窓口
カウンセリングと言っても、初めての人には未知の世界。産後クライシスを改善したいけどどこに申し込めばいいのでしょうか?
有料と無料カウンセリング
無料カウンセリング
各地域で窓口があります。市役所に問い合わせてみると良いでしょう。子育て支援や、女性支援の窓口で相談に乗ってもらえます。
保健センターの保健師さんにも相談にのってもらえます。
- 厚生労働省 全国の女性健康支援センター一覧
- 日本助産師会 全国の子育て・女性支援センター
- 地域の市役所の子育て支援センター
- 保健所や保健センターの保健師さん
参考までに、私の場合。保健センターで子供の検診を受けた時や、地域の子育てクラブの先生に話を聞いてもらう中で、病院の専門のカウンセラーさんにつないでいただきました。
まずは、一人で悩まずに、身近で相談できる人に話を聞いてもいましょう。
有料カウンセリング
有料カウンセリングは、病院やクリニックか、心理学等を学ばれたカウンセラーさんになります。
- 心療内科
- 日本臨床心理カウンセリング協会 こころ相談室 KEICHO 30分無料相談をはじめ、対面カウンセリング、セミナーなど、あなたに合った方法を選べます。
他にも、ネットで検索すると個人でカウンセリングを受け付けられていらっしゃる方が見つかります。同じような経験をもとにカウンセリングされていらっしゃる方もおられるので、相性の良さそうなカウンセラーさんにお願いするといいですね。
カウンセリングを受けるメリット、デメリット
メリット
- 客観的に話を聞いてもらえる
- あなたの状況にあった解決策を提示してもらえる
メリットは、第一に、全くあなたのことを知らない人に、客観的な意見をもらえること。知っている人には、夫婦関係のことは話したくない(知られたくない)ものです。知らない人に聞いてもらった方が気持ちがラク。
特に専門の先生やカウンセラーさんは、話の聞き方も上手なので、一方的なグチに終わらず、素直に自分を振り返ることができます。
そして、それぞれの状況に合わせた心のケアをしてもらえるところが良いところ。
デメリット
- プライベートな情報開示で更にストレスがたまる
- カウンセリング費用は意外と高く経済的な負担が大きい
専門の先生やカウンセラーさんと言えど、やはり夫婦でのプライベートなことを(治療目的で)あれこれと話すのに時間もかかるため、けっこう疲れます。
時には話したくないことも聞かれるので、先生との相性が悪ければ逆にストレスに。
そして、1回の治療やカウンセリングにかかる費用が高額。病院でもカウンセリングは保健対象外なので、3,000円〜5,000円ほど費用がかかります。個人のカウンセラーさんだったら、更に高額です。
産後、夫婦でカウンセリングを受けた体験談
私も過去に一度心療内科でカウンセリングを受けたことがあります。今日はその体験談をお伝えします。
なぜ、心療内科に通うことになったのか?
二人目を妊娠中に夫婦仲が悪化しました。出産後も当然うまく行くはずもなく、解決策もわからないまま日々は過ぎていきました。
ある時、夫が相談もなく仕事をやめていたことを知りました。いわゆる出社拒否です。そのことが義両親や私にわかった途端、朝から晩まで家にこもってゲーム三昧。それが1ヶ月ほど続いたかと思うと、今度は1日中仕事もせずパチンコ三昧。
当時、長女は小学1年生。パパを書いたと持ってきたその絵には、布団に寝ている夫が描かれていました。
そんな状態でしたので、見兼ねた義父が心療内科に行くことを進めました。
カウンセリングという名の医療行為
最初は夫一人の受診でしたが、家族にも話を聞きたいということで、義父、義母、私の順に呼ばれて受診しました。
そこでは、幼少期から結婚して現在に到るまでの経過を、先生に聞かれるままに話しました。過去に起こった出来事について、その時の気持ちやどう思ったかなど。
そして、どこにひずみがあるのか、夫の現状にどういう影響を及ぼしているのかなど、診断結果として伝えられます。
心療内科のカウンセリングというのは、お医者さんなので診察です。診察するということは、病名をつけないといけない。たとえ病気ではなくても、建前上、カルテに書くための病名が必要なのだと先生はおっしゃいました。
その時、夫に病名がつけられましたが、特に病気ではないとのこと。カルテに書くための病名。
私は違和感でしかありませんでした。診察も2、3時間かかったでしょうか、、、。診察を受けたからと言って、夫が変わるわけでもなく、話したくもないことを聞かれてストレスが溜まっただけでした。
夫婦で改善したいという気持ちが大切
結局、夫は病気でもないの病名をつけられ、薬まで処方されました。(軽い睡眠薬です。)夫婦仲も悪くなる一方。
誰かに進められてカウンセリングや診察を受けたり、夫婦のどちらかだけで改善しようと思っても難しいことを知りました。
のちに地域の子育て支援センターで紹介してもらった相談員さんに話を聞いてもらったところ、夫はギャンブル依存症だとわかりました。
そして、治療するならば、家族の協力が絶対に必要だけどどうする?と言われ、その時の私は、すでに離婚に向けて心の準備ができていたので、改善にむけて協力はしない、と言ったのです。
まとめ
夫婦同意のもとカウンセリングを受ける場合、その効果は期待できます。しかし、どちらかだけの意思では、お金を払ってまでカウンセリングを受ける意味はありません。
結局は、夫婦仲が悪い原因は、どちらか一方だけが悪いわけではなく、夫と妻がお互いに改善に向かって歩みよることが大切。
もう一度、やり直したい、夫婦仲を改善して仲良くなりたい、夫婦が同じ気持ちでいるならお金を払っても無駄にはなりません。
ですが、どちらかだけが悩んでいる場合、まずは無料の相談窓口での相談をおすすめします。
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。